社労士の資格を取得したいと考えているあなた。しかも独学という敢えて困難な道を選択しているあなた。
そんなあなたに伝えたいことがあります。
合格のために必要なこともあれば、合格後に必要になってくることもあるので、ぜひ既に試験勉強をはじめている受験生もご覧ください。
社労士を受験する人に伝えたいこと
合格後のビジョンを明確にする
何度も繰り返しになりますが、合格をゴールと考えるのではなく、合格して何がしたいのかを考えて臨むようにしていただきたいと思っています。
合格をゴールにしてしまうと、モチベーションが落ちた時に落ちたモチベーションをUPさせる気力がなかなか湧いてきづらいのです。
ですが、合格の先に描いているものがあれば、それを実現させるために頑張ろうという気持ちが湧いてきます。
合格後のビジョンは人それぞれ、
- 職場でステップアップしたい
- 社労士事務所の補助や企業勤務の社労士として転職したい
- ダブルライセンスやトリプルライセンスを目指したい
- 開業して一国一城の主になりたい
何でも結構です。
家族がいる人はちょっと恥ずかしいかもしれませんが…自分のビジョンを文字にして部屋の目立つところに貼り付けておくというのも、いざという時のモチベーションアップになかなか有効な手段です。
私は恥ずかしくてできませんでしたが、知人はそれをやって苦しい時は自分の書いたものを見てやる気を奮い立たせたそうです。
言葉には力があります。
夢や目標があるなら、それを明確に言葉にして、できることなら言葉のままではなく文字という目に見える形にしましょう。
女性の社労士は今がチャンス
社労士といえば、士業の中では女性も多いのですが、男女比で言うと男性の方がまだまだ多いのが現状です。
近年の女性による社会進出により女性の社労士が活躍する場面が増えてきました。
だから女性は特にチャンスです!
女性社労士の良さは、キメ細やかなサービス、丁寧な応対、笑顔、気軽に相談しやすい柔らかさ、などです。
例えば、企業と労働者の間に立った時、男性では気がつきにくい女性ならではの視点で双方の言い分を聴くこともできます。
実力があれば男性と変わりないだけの仕事ができる職業であることも、女性にとって魅力的です。
受験者数で言えば、男女比率は約3分の1から4分の1と、まだまだこれからといったところです。
例えば、子育ての一段落した専業主婦の方、今まで子育てに使っていた時間を受験勉強に使ってみるのはいかがでしょうか?
社労士の難易度が上がったため、片手間で気軽に勉強して合格できるような資格ではなくなりましたが、計画的に勉強できるのであれば誰でも十分合格は目指せます。
合格した後はダブルライセンス狙いがおすすめ
社労士に合格したら何がしたいですか?
就職・転職、色々あるかと思いますが、ひとつの方向としてダブルライセンス・トリプルライセンスを狙うもの手です。
行政書士とのダブルライセンス
例えば、社労士の資格に相性が良い資格としてよくあげられるのが行政書士。
実際に行政書士と社労士のダブルライセンスを取得して、両方の資格を活かして活躍している先輩はたくさんいます。
代表的な例をあげると、行政書士で会社設立業務を請負い、社労士として設立した会社の顧問になる、といったケースです。
この例で言えば、行政書士だけだと会社設立だけに留まってなかなか継続した仕事が入ってこない場合が多々見受けられますが、社労士の資格があることでその後の継続した仕事を請け負うことも可能となるのです。
逆に社労士の資格だけでも、開業直後から継続した仕事を受けるためには優れた営業力がなければなかなか厳しいものがありますが、行政書士の資格を持つことで継続した仕事を請け負うチャンスが広がります。
社労士と相性のよいダブルライセンス
社労士と相性の良い資格は、行政書士だけではありません。
社会保険関係を手がけたい人であれば、ファイナンシャルプランナーなどもダブルライセンス狙いに良い選択肢のひとつです。
また、近年は経営コンサルタントの国家資格・中小企業診断士とのダブルライセンスを狙う方も増えています。
かなり難易度が高いため、コスパを考えるとおすすめ度は少し落ちますが、税理士と社労士のダブルライセンスで業務を行っている人も大勢います。
税理士の勉強まではさすがに難しいけど、いつかは開業をとお考えなら簿記を学んでおくと損はないでしょう。
開業したはいいけど経理関係が全くわからなくてお手上げ!では後々困りますよね。
最近はクラウド会計ソフトがたくさん出ていて、ほとんどの業務をソフトに任せにすることもできますが、やっぱり自分でわかっている方が楽です。
また、最近ではメンタルヘルス・マネジメント検定とのダブルライセンスも注目されています。
いずれにせよ、これから先自分がどうなりたいのか、何をしたいのかを考えながら、それに必要な資格を取得していくことをおすすめします。
社労士の難易度
独学で合格するポイント