社会保険労務士試験に受からない...
社労士試験を目指している方でしたら、どなたも経験があるのではないでしょうか?
覚えることは山ほどあり、しかもそれぞれとても覚えにくい。一生、社労士試験に受からないのではないか...?
受からない人の特徴はいくつかあると思います。
諦めてしまう前に、受からない人の特徴や原因を知り、対策を考えてみることに致しましょう。
社労士試験に受からない...そう悩んでいる方にもぜひ読んでいただきたい記事です。
①社労士になる気がない人。社労士になる気を失ってしまった人
まず、社労士になる気がない人。さすがにいないでしょう、と思われるかもしれません。
ところが、社労士試験に何度も落ちて勉強期間が長期間になってくると、どうしてもモチベーションが薄くなってきたり、初めの気持ちを忘れてしまうものです。
そうなると、
- こんなに勉強が大変なら諦めてもいいか
- そもそもどうして社労士なんか目指そうと思ったんだっけ
という状態になりがちです。
社労士に試験に受からないことが続くと、自暴自棄になるのは当然です。
とはいえ、こうなってしまうとさすがに長期間の勉強は長続きしません。ですので、一度初心に帰りましょう!
目的意識を明確にする
社労士受験へのモチベーションが下がっているなら、取り戻せばよいだけです。
もう一度、「自分はどうして社労士になろうと思ったのか」を思い出してみませんか?
紙に書くと実現する、といいます。部屋に張り出すのが恥ずかしければ、ノートにこっそり書いておけばよいのです。
合格後をイメージしましょう
- ご自身が社労士になった姿
- 合格証を手にしている姿
- お客さんに喜んでもらえているイメージ
どんな社労士になりたかったのか、社労士になって何がしたかったのか、それは人それぞれだと思います。
何でもよいと思います。
よいイメージをいつも持ち続けられるよう、ノートに書きだして、何回も眺めたり何回も書いたりすることで、またやる気が出てくると思います。
また、勉強できる期間が限られているという方もいらっしゃると思います。今年中しかチャンスがない、というのは逆に自分を追い込めるチャンスです。
社労士試験に受かれば、独立もできますし、社内でのキャリアップ、転職など、仕事の選択肢が大きく広がります。人生が変わるといっても過言ではないでしょう。
そのためにも、まずは受験勉強のやる気を取り戻しましょう。
②記憶することがとても苦手な人
社労士試験はとても暗記のボリュームが多い試験だと思います。しかも関連性や理屈がないままひたすら覚えなければならないものも多く、苦労します。
こういったことを覚えることが苦にならない人もいますが、どうしても難しい、という方もいらっしゃると思います。
勉強方法を見直して、苦手科目を克服する
記憶することが苦手...と悩んでいる方に伝えいたいこと、それは誰しも苦手分野はあるということです。労働基準基準法が苦手な人、厚生年金保険法が嫌いな人、様々です。
暗記が苦手でも大丈夫です。いくつも方法があります。暗記が苦手な方に試していただきたい方法をお伝えします。
ひたすら眺めて、考える
どうしても覚えられない個所が出てきたら、そのページをひたすら眺めます。
同じところを見つめ続けてください。しばらくすると、どうしても嫌だったそのページについて、昔からよく知っている情報のような気がしてきませんか?
そうしたら、あとは楽です。
例えばそれが360日だったとすると...
どうして360日なんだろう、330日じゃだめなんだろうか、これを考えた人はどうして360日にしたんだろう、と考えてみるのです。
10分20分といわず、1時間でも2時間でも考えてみてください。
そうするとなんとなく、「あー、この制度の内容なら確かにそれくらいの日数も必要かなあ」という風になってきます。
そういったことを繰り返していると、覚えようとしなくても、いつのまにか頭には入っていると思います。
ひたすら目に触れるようにする
あとは、ノートに書きだしたり、付箋をつけたり、ひたすら目に触れるようにすることと、自分がそのページが苦手だということを忘れないことです。
そうすれば試験前にもそこだけはしっかり確認するでしょうし、試験当日覚えていなかったということはなくなるはずです。
嫌いなものとは、あえて仲良くなるというつもりで、頑張ってください。
あと、労働基準法のように法解釈がよくわからない、とか厚生年金保険法の仕組みが複雑で、など暗記以外の要素もあると思いますが、どれだけテキストを眺めてもわからない時はあるもの。諦めて講師に聞く!これが一番かと思います。
③集中力がない人、勉強するクセがつかない人
この二つもかなり致命的です。相当な勉強量と勉強時間が必要な社労士試験において、勉強が長続きしない人は合格までの道のりは険しいでしょう。
特に独学で勉強を始めた方は、手軽にはじめれた分、諦めも早い傾向にあります。
巷には、「自分は勉強しないで3か月で合格した」というようなブログや合格体験記もありますが、そういう人はごくごく僅かです。
まずは勉強ができる体制を整えないといけません。でもこれにも実は対策はあります。
勉強する環境を見直し、勉強を続けられる自分になる
学生以来勉強していなかったので、久しぶりに勉強しようと思っても、長続きしない、などいろいろなパターンがあるでしょう。
独学で勉強していた方は、まず資格学校の検討をしてみましょう。最近は安い講座も増えてきているので、独学にこだわり過ぎないことも大切です。独学と資格予備校の違いについては別途記事にまとめていますのでご覧ください。
図書館の自習室がお勧めです。(資格学校を利用している方は、予備校の自習室でもOK)
自習室でいろんな年代の人が必死に勉強している姿を見れば、自分の甘い考えは消えてしまうでしょう。頑張っている人はたくさんいるのです。
とはいえ、それでもはじめは勉強の体力もなく、集中力も続かないものです。
まずは午前中だけ、その次はおやつの時間まで、といった具合にどんどん伸ばしていけばよいのです。
そのうちに直前期に入って、気持ちも切羽詰まってくれば、移動時間は全てイヤホンで講義を聞いて、携帯には受験用のアプリを、トイレに行くときは単語カードを持ちこむようになるはずです。